1.6Tbpsイーサネット対応の光通信モジュール用インターフェースコネクタ 「CN214シリーズ」を発売
~データセンター内のAI/MLクラスターを構成するシステムなどに対応~
当社は、新たに1.6Tbpsイーサネット対応の光通信モジュール用インターフェースコネクタ「CN214シリーズ」を開発し、販売を開始いたします。
生成AIの普及に伴い、データセンター市場では大容量で高速な通信に対応できるコネクタの需要が急増しています。本シリーズは、12月2日に発表した1.6Tbpsイーサネット対応のOSFPコネクタ「CN176シリーズ」に続き、OSFP-XD※1規格に対応した1.6Tbpsイーサネット対応の光通信モジュール用インターフェースコネクタとなります。本シリーズは従来のデータセンター内での使用に加え、AI/MLクラスター※2を構成するシステム等にも対応したインターフェースコネクタであり、広帯域や低遅延性能が求められるAIデータセンター等での接続用途に使用されます。
1.6Tbpsイーサネット対応
光通信モジュール用インターフェースコネクタ「CN214シリーズ」
データセンター市場では、800Gbpsに対応した製品の投入が2023年より開始されました。2024年に入り、伝送性能の高速化と大容量のデータ伝送の要求はさらに加速しています。市場の伝送容量の増加に対応するため、112Gbps PAM4信号伝送方式で1.6Tbpsの伝送が可能な OSFP-XDシングルコネクタの販売を開始いたします。
今後も伝送データ容量の増加と伝送性能の高速化がさらに加速する市場へ対応すべく、お客様のニーズに沿った開発をいち早く進めてまいります。
※1 OSFP-XD:OCTAL SMALL FORM FACTOR PLUGGABLE eXtra-Dense
OSFP-XDはOSFPの2倍の16chの電気信号チャンネル数により、PAM4(Pulse Amplitude Modulation 4)112G信号方式を用いて1.6Tbps伝送を実現した次世代の超高速ネットワークに対応したインターフェース規格です。
※2 AI/MLクラスターとは、人工知能(AI)や機械学習(ML)に関する研究・開発、またはデータ処理を効率的に行うためのハードウェアやソフトウェアの集合体を指します。
<特長>
・1.6Tbps(PAM4 112Gbps x 16ch)/スロットに対応したシングルコネクタ・メカユニット
・92Ωインピーダンスマッチングに対応することでPCIe・Ethernet両規格に準拠
・集積回路に直接部品をはんだ付け(実装)するSMT仕様(Surface Mount Technology)で、高い信号品質を確保
・優れた放熱性を備えた設計により40Wモジュールに対応
・OSFP-XDへの実装や相互接続性を考慮した業界標準規格(The OpenZR+ Multi-Source Agreement=MSA)に準拠