山一電機、日本航空電子工業 通信市場向け112Gbps対応内装ケーブルコネクタを共同開発
~4月5日より開催されるDesignCon2022(サンタクララ:カリフォルニア州)で初出展~
山一電機株式会社(本社:東京都大田区、社長:亀谷淳一、以下山一電機)と日本航空電子工業株式会社(本社:東京都渋谷区、社長:小野原勉、以下航空電子)は、112Gbps PAM4対応の内装ケーブル用コネクタを共同で試作開発しました。
5Gの普及、今後のBeyond5G実用化により、一層の性能向上が求められるルーター、スイッチなど各種通信機器の信号処理の高速化に向け、両社の強みを活かし、早期の製品化を目指して両社で開発を進めていきます。
通信速度の高速化により、通信機器内において基板配線による伝送では安定した信号伝送が難しくなっており、課題解決が求められています。この課題に対し、両社は次世代伝送規格で採用されている変調技術PAM4を使用した112Gbpsのデータ伝送を安定的に行うことが可能なケーブル接続コネクタを提供します。
本コネクタは、ルーター、スイッチやサーバーなど部品が密集する機器内でもフィットするサイズ感となっており、インターフェースコネクタとのケーブル接続やHOSTコネクタ同士を接続するなどの用途に使用出来ます。
試作開発においては、通信分野で実績があり積極的な標準化提案を行っている当社と、5G市場向けをはじめとした各種コネクタやハーネスを幅広く手掛ける航空電子のそれぞれの特長を活かし、共同で設計、製作、検証を行ってきたものです。今後も両社で協力し、2022年度上期サンプル提供を目指して開発を進めていきます。
なお、本コネクタは4月5日~7日に米国カリフォルニア州サンタクララで開催される「DesignCon2022」にて、山一電機の米国販売拠点であるYamaichi Electronics USAのブース(ブース番号960)内で、デモンストレーション展示を行います。