生産製造
自らの仕事が世の中を支えている。
そこに、確かなやりがいを感じて
自分の手で、モノをつくることが好きだった。机に向き合うよりも、体を動かす仕事がしたかった。それが、山一電機での製造業務を選んだきっかけです。実家から通える場所にあり、土日休み。知っていたのは、そんな条件くらい。正直に言うと、恥ずかしながら何をつくるのかも、グローバルニッチトップ製品を誇る会社であることも知りませんでした。当然、入社後は、右も左もわからない状態だったのですが、幸いなことに、山一電機には親切で、何でも相談できる先輩方がいます。仕事のことも、社会人としての知識も、全てここで教えて貰ったと感じています。働きやすい、最高の環境に出合えたことを心から感謝しています。
私が所属する製造部プレス製造課では、テストソケットやコネクタの「コンタクト」を生産しています。コンタクトとは、半導体や機器などと接触する金属部分のこと。設計担当者が手掛けた金型によって金属をプレスする、成形されたコンタクトの余分な油分を洗浄する、熱処理によって金属の強度を高める、サイズや企画の検査を行う、メッキ処理を施すといった工程を経て、製品が生まれます。製造担当者はそれぞれに複数の工程を担当し、時に設計担当者や機器のメンテナンス担当と連携しながら、業務を進めていきます。これらの製品は、スマホやPC、自動車など身近なものに用いられているモノ。自らの仕事が世の中を支えている。そこに、確かなやりがいを感じられています。
製造担当の経験と技術で、
求められる品質を実現していく。
製造担当の共通した想い。それは、品質を第一に考え、すべての神経とアイデアを注ぎ込むことです。プレス製造の仕事は、同じ金型で、同じ手順を踏めばいいというものではありません。湿度や温度、機器の状態など、製造時の条件によって、品質が左右されるからです。そうした中で、いかにお客様が求める品質を実現するかは、経験と技術の見せどころ。金型の位置など、微妙な調整を行うことで、製品の寸法や外観をねらい値内に収めていくわけです。また、そうした工夫を重ねた上で、しっかりと製品を確かめることも徹底しています。その工程の担当者だけでなく、複数のメンバーが製品の微細な品質を顕微鏡で見定める。そうすることで、山一電機の品質をこの手で守り、実現しています。
製品をつくり、確かな品質を担保する。その仕事において、私たちは営業担当や設計担当を通じて、お客様の要求に応えていきます。タイムリーに製品を納めること、新たな形状の製品に挑み、試行錯誤すること。絶え間なく続く、生産工程の中で、さらなる価値を生み出していく。今後は、そうした活動にもより力を注いでいきたいと考えています。「やりたい」と手を挙げれば、年齢や役職に関わらず、挑戦させてもらえる。それが、山一電機のDNAです。常に、己を磨き続けることを忘れず、世界トップレベルの品質と新たな価値の創造に挑み続けたいですね。